借り初めのひみつきち

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自作フォントエディタの話

今年作ったソフトの紹介をします。

このソフトウェアはビットマップフォントを編集することができます。
ビットマップフォントというのは名前の通りフォントデータをピクセル単位のビットマップで扱うフォント形式で、昔のOS・自作OS・組み込み環境などで主に使われており、現在の WindowsMac などで通常使われているアウトラインフォントとは異なる形式です。

もともと自作 OS で使っていた FONTX2 形式のフォントを編集しようとしたところ、昔使っていた編集ソフトが現在の環境に合わなかったり色々と細かい仕様が気になってきたので自作することになりました。

当初は Electron 向けに開発していましたが、ブラウザからアクセスできた方が便利ということで現在はオンライン版がメインとなっています。 PC やスマフォなど多くの環境でフォントを編集できます。

フォントの編集

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起動すると色々画面が出てきます。

新しくフォントを作成するときは「General Info」にフォント情報を入力します。
よく使われるフォントサイズは 8x16 で、このソフトで編集可能な最大サイズは 32x32 です。
既存のフォントを編集するときはこの部分は触る必要がありません。

フォントを編集するには左上の「Glyph Selector」に文字や文字コードを入力して文字を選択します。
すると真ん中のキャンバスに選択した文字が拡大表示されるので適当にクリックすると描画されます。

右側にあるToolsの「Apply」をクリックすると編集した内容が適用されて下のプレビューに反映されます。
内容に満足したら「Glyph Selector」で次の文字を選択して編集します。

セーブ・ロード・エクスポート

このソフトは「Apply」した時などに localStorage に保存されるので、次回同じブラウザで開いた時に続きから編集できます。
クラウドセーブはそのうち対応したいけど今のところ非対応です。

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上部メニューの「Save/Load」をクリックすると「Save/Load」画面が表示されます。
この時テキストボックスに表示される内容が現在編集中のフォントデータになります。この内容を自分自身で管理する事もできます。
自分自身で管理している別のデータをロードしたいときはテキストボックスの内容を置き換えた後に「Load」ボタンを押してください。

「Open」ボタンを押すとローカルのファイル選択ダイアログでファイルを開くことができます。
ドラッグ&ドロップに対応しているブラウザの場合はドラッグ&ドロップでもファイルを開くことができます。
はりぼてOSの「hankaku.txt」も読み取りのみ対応しています。

「Web」ボタンを押した画面でURLを入力するとインターネット上のフォントデータをロードすることができます。
Ajaxを利用するので対象のサーバーがクロスオリジンに対応している必要があります。
なお、本アプリのURLのハッシュの後にフォントデータのURLを入力すると起動時にそのデータをロードします。*1

「Export」ボタンを押すと指定した形式でデータをエクスポートできます。
形式を選択した後の画面で「Export」ボタンを押すとローカルファイルに保存できます。
一部のブラウザは「Export」ボタンを押してもうまくファイルが保存できない場合があります。その場合はテキストボックスの内容をコピペして保存してください。ただしこの方法でバイナリファイルは扱えません。

現状全ての機能に対応している形式は「FONTX2」形式となります。

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自作OSなどに組み込む場合は「C Header」形式でエクスポートすると簡単に扱える気がします。

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PNGイメージをエクスポート・インポートすることもできますがオマケ機能です。フォント情報が欠落して正しくインポートできなくなる事があります。

Fork や Patch

GitHub 上に GPL で公開されているので何かあったらご自由にどうぞ。

github.com